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子どもや高齢者が安心して暮らせる春日市に

2020年9月議会

「令和元年度 一般会計歳入歳出決算認定について」反対討論

日本共産党 吉居 恭子

「第68号議案 令和元年度 一般会計歳入歳出決算認定について」反対の立場で討論をいたします。

令和元年度一般会計歳入歳出決算において、財政指標では、経常収支比率、4つの健全化判断比率、全てにおいて極めて健全な財政となっています。
また、不用額は、7億8983万8976円と予算現額に対して2.2%と、前年度・平成30年度の不用額10億107万8886円・同じく2.7%より改善していると言えます。

しかし、基金積み立てに、当初の予定を大幅に上回る10億1031万1千円が充てられており、令和元年度の基金は総額で127億9422万1千円となっています。

委員長報告の通り、歳入の352億3213万9千円から歳出336億2843万8千円を引いた16億370万1千円から、次年度へ繰り越すべき財源4億3171万8千円を引いた実質収支は、11億7198万3千円でありますが、基金への繰り入れ10億1031万1千円を加えると、21億8229万4千円、歳入の6.19%が市民のニーズに使われなかったことになります。

この財源は、全国の状況と同様に、特別支援教育を必要とする児童生徒や不登校児童生徒へのさらなる支援や対策など、市民生活にとって必要な子育て支援等の充実等にも、より多く使うべきではなかったかと思います。特に、子どもの成長や発達のために使う資金は、今すぐ目に見えて成果の現われるものではありません。
しかし、必ず花開き、すばらしい人材となって将来の社会を支え、春日市に幸せをもたらすことは間違いないと思います。

井上市長の究極の夢は「市民一人ひとりが幸せになること」であり、
「安心して暮らす事ができる。この町に住んでよかった。」と感じてもらえるまちづくりを進めている、とお聞きしております。 

そうであれば、将来に備えて基金を充実させることと同様に、
今現在、春日市に住む住民の将来のために、より有効により多くの資金を活用して頂くよう要望致しまして、私の反対討論を終わります。

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