吉居恭子の反対討論
私は、第42号議案「令和4年度春日市一般会計補正予算(第4号)について」、反対の立場で討論を行います。
補正の主な内容は、公共施設等整備基金積立金6億5,700万円の増額、財政調整基金積立金1億700万円の増額、オミクロン株の追加接種開始の方針を受け、必要経費として新型コロナウイルス予防接種費7億8,366万3,000円を増額、春日新50年プラン関連事業費の計上などです。総合スポーツセンター武道場及び卓球場の補修工事、母子家庭等自立支援給付金の追加分の予算、公園維持補修費の増額、児童生徒のタブレット端末の故障や破損の費用など必要なものですが、契約に基づくとはいえ、ふれあい文化センターの指定管理者へは、コロナ禍による収入減の補填を226万5,000円行うという手厚い支給もあります。
一方で、近隣自治体が行っているような、小中学校給食費の牛乳代など半年間無償化や下水道料金の基本料の免除など、市民への支援は本市にはありません。この補正予算案が考えられたであろう日々は、オミクロン株が蔓延し、200人、300人、400人と感染者が増えていった時期で、既に市民の20%が感染を経験しています。いつまで続くか分からない不安と行動制限の中、物価の高騰の風を受けながら、生活を縮小させて暮らしていました。そういった市民の日々の生活を思いやることなく、着々と基金積立てをする補正予算です。事業者ばかりを大事にするのではなく、こうした大変なときこそ、一番大事な市民への支援を優先するべきと思いますので、この補正予算に反対します。